切り抜き動画の作り方を完全解説!スマホ・PCでの作成から収益化まで【2025年最新版】

Youtube動画

AIMOV(エアモブ)編集部です。近年、YouTubeやTwitchなどのプラットフォームで「切り抜き動画」を目にする機会が急増しました。好きな配信者やコンテンツの面白い部分だけを短くまとめた動画は、手軽に楽しめると人気を集めています。しかし、「自分でも作ってみたいけど、どうすればいいの?」「スマホだけで作れる?」「収益化は可能?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、初心者の方でも分かりやすいように、切り抜き動画の作り方を基本から徹底解説します。スマホアプリやPCソフトを使った具体的な手順、著作権などの注意点、さらには収益化の方法まで、網羅的にご紹介します。この記事を読めば、あなたも魅力的な切り抜き動画を作成し、発信できるようになるでしょう。

この記事のサマリー

  • 切り抜き動画の基本、必要なツール、著作権の注意点を解説します。
  • スマホ(iPhone/Android)とPCそれぞれでの具体的な切り抜き動画の作り方を紹介します。
  • YouTubeやTwitchなどプラットフォーム別の特徴と、収益化の方法について説明します。

切り抜き動画とは?基本を理解しよう

デスクでPC作業をする様子

切り抜き動画の定義と魅力

切り抜き動画とは、ライブ配信や長時間の動画コンテンツの一部を抜粋し、編集して短くまとめた動画のことです。元となるコンテンツのハイライトシーン、面白いトーク、重要な情報などをピックアップすることで、視聴者は短時間で効率的にコンテンツの魅力を知ることができます。特に、数時間に及ぶこともあるライブ配信では、全ての視聴者がリアルタイムで視聴できるわけではありません。切り抜き動画は、そうした視聴者にとっても、見逃した部分や重要な瞬間をキャッチアップする手段として非常に有効です。また、元のコンテンツを知らない人にとっては、その配信者やチャンネルに興味を持つきっかけにもなり得ます。

なぜ今、切り抜き動画が人気なのか?

切り抜き動画が人気を集めている背景には、いくつかの要因があります。まず、スマートフォンの普及により、いつでもどこでも手軽に動画を視聴できる環境が整ったことが挙げられます。短い時間で楽しめるショートコンテンツの需要が高まっており、切り抜き動画はそのニーズに合致しています。また、人気配信者やVTuberのファンが、その魅力を広めたいという思いから切り抜き動画を作成し、コミュニティ全体で盛り上がりを見せている側面もあります。さらに、プラットフォーム側もショート動画機能を強化しており、切り抜き動画が拡散されやすい環境が生まれています。視聴者にとっては「タイパ(タイムパフォーマンス)」が良い点も、人気の理由と言えるでしょう。

切り抜き動画作成に必要なもの

切り抜き動画を作成するために、最低限必要なものは以下の通りです。

  • 元となる動画コンテンツ: YouTubeのアーカイブ、TwitchのVOD(過去の配信)など。
  • 動画編集ツール: スマートフォンアプリまたはPCソフト。無料のものから高機能な有料のものまで様々です。
  • デバイス: スマートフォン(iPhone/Android)またはパソコン。
  • インターネット環境: 動画のダウンロードやアップロードに必要です。

最初は無料のツールから始めて、慣れてきたらより高機能なソフトに移行するのも良いでしょう。重要なのは、自分に合ったツールを見つけることです。どのようなツールがあるかについては、後ほど詳しく解説します。

【プラットフォーム別】切り抜き動画の作り方

ノートパソコンとスマートフォン

YouTube動画の切り抜き方 (ダウンロード含む)

YouTube動画を切り抜く場合、まずは元となる動画を入手する必要があります。多くの切り抜きチャンネルでは、公開されているアーカイブ動画を利用しています。動画のダウンロードについては、YouTubeの利用規約で原則として禁止されているため、注意が必要です。しかし、クリエイティブ・コモンズライセンスが付与されている動画や、配信者自身が切り抜きを許可し、素材を提供している場合は、その指示に従ってダウンロード・利用が可能です。ダウンロード方法としては、専用のウェブサイトやツールが存在しますが、利用規約違反やセキュリティリスクを伴う可能性があるため、推奨はできません。配信者が許可している範囲で、画面録画機能などを活用するのが現実的な場合もあります。入手した動画は、後述する動画編集ツールで必要な部分をカットし、テロップや効果音などを加えて編集します。

動画編集ソフトの選び方については、「YouTube動画編集ソフト選びガイド:初心者からプロまで使える無料・有料ツール比較」の記事も参考にしてください。

Twitch配信の切り抜き方

Twitchには、標準で「クリップ」機能が備わっています。これは、配信中や過去の配信(VOD)の好きな場面を最大60秒まで切り抜いて、簡単に共有できる機能です。配信画面のクリップアイコンをクリックし、切り抜きたい範囲を選択するだけで作成できます。作成されたクリップは、Twitch内で共有されるほか、ダウンロードして他のプラットフォームに投稿することも可能です(ただし、配信者の許可が必要な場合があります)。より長い切り抜き動画を作成したい場合や、詳細な編集を加えたい場合は、YouTubeと同様にVODをダウンロード(配信者が許可している場合)または画面録画し、動画編集ツールで編集する必要があります。Twitchの切り抜きは、リアルタイム性の高い面白い瞬間を捉えやすいのが特徴です。

VTuber動画の切り抜き方 (注意点など)

VTuberの切り抜き動画を作成する際は、特に注意が必要です。多くのVTuber事務所や個人VTuberは、切り抜き動画に関するガイドラインを設けています。これには、使用可能なコンテンツの範囲、収益化の可否、クレジット表記の方法、禁止事項(誹謗中傷や誤解を招く編集など)が定められています。必ず公式のガイドラインを確認し、遵守するようにしましょう。ガイドラインが不明な場合は、問い合わせるか、作成を控えるのが賢明です。ファン活動の一環として行う場合でも、権利者の意向を尊重することが最も重要です。無許可での切り抜きや、悪意のある編集は、権利侵害にあたるだけでなく、VTuber本人やファンコミュニティに迷惑をかける行為となります。

【デバイス別】切り抜き動画の作り方

スマートフォンで動画編集アプリを操作する様子

スマホ(iPhone/Android)での作り方

スマートフォンだけで切り抜き動画を作成することも十分可能です。多くの無料動画編集アプリが登場しており、カット編集、テロップ挿入、BGM追加などの基本的な機能は備わっています。

  1. 動画素材の準備: 画面録画機能や、許可された方法で元動画を入手します。
  2. 編集アプリの選択: App StoreやGoogle Playで「動画編集」と検索し、評価の高いアプリを選びます。初心者には「CapCut」や「VLLO」、「iMovie(iPhone向け)」などが人気です。
  3. 編集作業:
    • アプリに動画素材を読み込みます。
    • 切り抜きたい部分の始点と終点を指定してカットします(トリミング)。
    • 必要に応じて、面白い発言や重要なポイントにテロップ(字幕)を入れます。フォントや色、表示時間を調整しましょう。
    • 効果音やBGMを追加して、動画を盛り上げます(著作権フリーの素材を使用)。
    • 不要な部分をカットしたり、複数のクリップを繋げたりします。
  4. 書き出し(エクスポート): 編集が終わったら、動画ファイルを書き出します。解像度やフレームレートを選択できますが、SNS投稿なら標準設定で問題ないことが多いです。
  5. 投稿: YouTube、TikTok、Twitterなどのプラットフォームにアップロードします。

スマホアプリでの編集は手軽さが魅力ですが、細かい調整はPCソフトに比べて難しい場合があります。おすすめの無料アプリについては、「【2025年最新】無料動画編集アプリおすすめランキング!初心者向け選び方&iPhone/Android別紹介」や「iMovie完全ガイド:使い方から文字入れ、音楽挿入、保存まで徹底解説【2025年最新版】」もご覧ください。特に「CapCut完全ガイド:パソコン版・ウェブ版の使い方から危険性、商用利用まで徹底解説」は、スマホ・PC両方で使える人気のツールです。

PCでの作り方

パソコンを使用すると、より高機能な編集が可能になります。複数の動画・音声トラックを扱ったり、詳細なエフェクトを適用したり、より効率的に作業を進められます。

  1. 動画素材の準備: スマホと同様に、元動画を入手します。PCでは画面録画ソフトの種類も豊富です。
  2. 編集ソフトの選択: 無料ソフトでは「DaVinci Resolve」や「AviUtl」、有料ソフトでは「Adobe Premiere Pro」や「Final Cut Pro」などが有名です。初心者向けには、無料でありながら高機能なソフトや、操作が比較的簡単なソフトから始めるのがおすすめです。
  3. 編集作業:
    • 編集ソフトに動画素材を読み込み、タイムラインに配置します。
    • カット編集(トリミング、分割)で必要な部分だけを残します。
    • テロップやタイトルを挿入します。フォント、サイズ、色、アニメーションなどを細かく調整できます。
    • BGMや効果音を追加します。音量調整も重要です。
    • 色調補正やエフェクトを追加して、動画のクオリティを高めます。
    • トランジション(場面転換の効果)などを活用します。
  4. 書き出し(レンダリング): 編集が完了したら、適切な形式(MP4など)、解像度、ビットレートで動画ファイルを書き出します。
  5. 投稿: 各プラットフォームにアップロードします。PCからは、サムネイル設定などもより詳細に行えます。

PCでの編集は、最初は覚えることが多いかもしれませんが、表現の幅が広がり、作業効率も向上します。本格的に取り組みたい方にはPCでの編集がおすすめです。ソフト選びに迷ったら、「無料で使える動画編集ソフト・アプリ完全ガイド2025【PC/スマホ対応】」や、プロも使用する「Adobe Premiere Pro完全ガイド:価格、無料版、購入方法、推奨スペックまで徹底解説」の記事を参考にしてみてください。

切り抜き動画作成のポイントと注意点

著作権に関する書類を確認する様子

著作権と引用ルールを遵守する

切り抜き動画を作成する上で、最も重要なのが著作権への配慮です。他人の著作物(動画、音楽、画像など)を無断で使用することは、著作権侵害にあたります。必ず、元となるコンテンツの配信者や権利者が定めたガイドラインを確認し、それに従ってください。ガイドラインがない場合でも、無断での利用は避けるべきです。「引用」として認められるためには、厳しい条件(引用の必要性、引用部分とオリジナル部分の区別、出典の明記など)を満たす必要がありますが、切り抜き動画がこれに該当することは稀です。権利者の許可を得ることが、トラブルを避けるための最も確実な方法です。無許可での収益化は絶対にやめましょう。

魅力的なサムネイルとタイトルの付け方

どんなに面白い切り抜き動画を作っても、クリックされなければ見てもらえません。サムネイルとタイトルは、視聴者が動画を見るかどうかを決める重要な要素です。サムネイルは、動画の内容が一目でわかり、興味を引くようなデザインを心がけましょう。印象的なシーンや、大きな文字を使うのが効果的です。タイトルには、動画の内容を表すキーワード(配信者名、ゲーム名、具体的な内容など)を盛り込み、視聴者が「見たい!」と思うようなキャッチーな言葉を選びましょう。ただし、クリックベイト(釣りタイトル)にならないよう、内容と乖離しないことが大切です。

編集で差をつけるテクニック

多くの人が切り抜き動画を作成している中で、視聴者に選ばれるためには編集で工夫を凝らすことも重要です。単にカットするだけでなく、以下のようなテクニックを取り入れてみましょう。

  • 適切なテロップ: 見やすいフォント、色、サイズを選び、話の内容に合わせてタイミングよく表示させる。重要な部分を強調する。
  • 効果音(SE): 面白い場面や強調したい箇所で効果音を入れると、動画にメリハリが出る。
  • BGM: 動画の雰囲気に合ったBGMを選ぶ。ただし、元の音声が聞き取りにくくならないよう音量バランスに注意する。
  • カット編集のテンポ: 不要な間を詰め、テンポ良く見られるように編集する。
  • ズームや演出: 強調したい部分で画面をズームしたり、簡単なエフェクトを加えたりする。

これらの編集テクニックは、視聴者の満足度を高め、チャンネル登録や高評価に繋がります。動画編集の基本から学びたい方は、「【2025年最新】動画編集の始め方完全ガイド!無料ソフト/アプリからAI活用までPC・スマホ別に解説」も参考になります。

切り抜き動画で収益化を目指すには?

グラフが伸びているPC画面と電卓

収益化の条件と申請方法 (YouTubeパートナープログラムなど)

切り抜き動画で収益化を目指す場合、最も一般的なのはYouTubeパートナープログラム(YPP)への参加です。YPPに参加するには、以下の条件を満たす必要があります(2024年時点、今後変更の可能性あり)。

  • チャンネル登録者数1,000人以上
  • 過去12ヶ月間の公開動画の総再生時間が4,000時間以上、または過去90日間の公開ショート動画の視聴回数が1,000万回以上
  • YouTubeの収益化ポリシーを遵守していること
  • AdSenseアカウントとリンクしていること

これらの条件を満たした上で、YouTube Studioから申請を行います。ただし、切り抜き動画で収益化を行うには、元動画の権利者からの許可が必須です。多くのVTuber事務所などでは、収益分配に関するルール(レベニューシェア)を定めている場合があります。必ず公式のガイドラインを確認し、ルールに従って申請・運営を行う必要があります。無許可での収益化は、アカウント停止や法的な問題に発展するリスクがあります。

収益を伸ばすための戦略

収益化の許可を得て、YPPに参加できた後も、収益を伸ばすためには工夫が必要です。

  • 継続的な投稿: 定期的に動画を投稿し、チャンネルをアクティブに保つ。
  • 質の高い編集: 視聴者が見やすく、面白いと感じる編集を心がける。
  • ニッチな需要を狙う: 特定の配信者やテーマに特化し、熱心なファン層を獲得する。
  • SNSでの拡散: Twitterなどで動画の更新情報を告知し、視聴者を誘導する。
  • 視聴者とのコミュニケーション: コメントに返信するなどして、ファンとの関係を築く。
  • 分析と改善: YouTubeアナリティクスで視聴者の反応を確認し、人気の動画の傾向を分析して次の動画制作に活かす。

オリジナリティのある編集や視点を加えることで、他の切り抜きチャンネルとの差別化を図ることも重要です。

確定申告など税金に関する注意点

切り抜き動画で収益が発生した場合、その所得は税金の対象となります。一定以上の所得(給与所得者の場合は年間20万円超、それ以外の場合は年間48万円超など)がある場合は、確定申告が必要になります。収益や経費(編集ソフト代、PC購入費など)をきちんと記録し、期限内に申告・納税を行う義務があります。税金に関するルールは複雑なため、不明な点があれば税務署や税理士に相談することをおすすめします。適切な税務処理を怠ると、追徴課税などのペナルティを受ける可能性があります。

まとめ:切り抜き動画作成を成功させるために

この記事では、切り抜き動画の作り方について、基本的な知識からスマホ・PCでの具体的な手順、プラットフォーム別の特徴、そして収益化に関する注意点まで幅広く解説しました。

切り抜き動画は、手軽に始められる一方で、著作権への配慮が不可欠です。必ず権利者のガイドラインを確認し、ルールを守って作成・公開するようにしましょう。適切な手順を踏み、魅力的な編集を心がければ、多くの人に楽しんでもらえる動画を作成できます。

スマホアプリでもPCソフトでも、自分に合ったツールを見つけて、まずは一本、動画を作成してみることから始めてみてはいかがでしょうか。この記事が、あなたの切り抜き動画作成の一助となれば幸いです。

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