AIMOV(エアモブ)編集部です。スマートフォンの普及で、誰もが高画質の動画を気軽に撮影できるようになりました。しかし、撮りためた思い出の動画や、仕事で作成した動画ファイルをいざ誰かに送ろうとすると、「ファイルサイズが大きすぎて送れない」「どの方法が一番簡単で安全なの?」と悩んだ経験はありませんか?特に長い動画を送る方法は、多くの方が困るポイントです。
この記事では、iPhone、Android、パソコンといったデバイス別に、最適な動画を送る方法を徹底解説。メールの容量制限を回避する方法から、ギガファイル便のような便利なサービス、クラウドストレージの活用まで、あらゆる疑問にお答えします。スマホからでもパソコンからでも、スムーズに動画を送るための知識を身につけましょう。
この記事のサマリー
- iPhone、Android、パソコンそれぞれに適した動画の送信方法を解説します。
- メール添付の容量制限を回避し、長い動画や大容量ファイルを送る具体的な手段(クラウドストレージ、ファイル転送サービス)を紹介します。
- ギガファイル便の使い方や、動画を送る際の画質劣化、セキュリティに関する注意点をまとめます。
なぜ動画を送るのが難しいのか?容量制限と基本知識
動画ファイルは、写真やテキストファイルと比較して、圧倒的にデータ量が大きいのが特徴です。高画質・長時間の動画になるほど、そのサイズはギガバイト(GB)単位に達することも珍しくありません。この「ファイルサイズの大きさ」が、動画を送る際の主な障壁となります。
ファイルサイズの壁:メールやSNSの制限
最も手軽なファイルのやり取り手段であるメールですが、多くのプロバイダーでは一度に送受信できる添付ファイルのサイズに上限(数MB~数十MB程度)を設けています。一般的な動画ファイルは、この上限を簡単に超えてしまうため、メール添付で送るのは現実的ではありません。同様に、LINEやFacebook Messengerなどのメッセージングアプリ、TwitterなどのSNSでも、直接送信できる動画の長さやファイルサイズには制限があります。容量大きい動画を送る方法としては、これらの方法は不向きな場合が多いです。無理に送ろうとすると、エラーになったり、送信できても相手が受信できなかったりする可能性があります。
画質劣化の問題
一部のメッセージングアプリやSNSでは、動画を送信する際に自動的に圧縮され、画質が劣化してしまうことがあります。思い出の記録や仕事で使う動画など、オリジナルの画質を保ったまま送りたい場合には、この自動圧縮は避けたいところです。画質を維持したまま動画を送るためには、適切な方法を選ぶ必要があります。
セキュリティとプライバシー
個人的な動画や機密情報を含む動画を送る際には、セキュリティとプライバシーへの配慮が不可欠です。誰でもアクセスできる状態でオンライン上にアップロードしたり、安全性の低い方法で送信したりすると、情報漏洩のリスクが高まります。パスワード設定や有効期限設定が可能なサービスを選ぶなど、安全な動画を送る方法を検討することが重要です。
【デバイス別】スマホ(iPhone/Android)で動画を送る方法
スマホで撮影した動画を、他のスマホやパソコンに送りたい場面は多いでしょう。ここでは、iPhoneとAndroidそれぞれで利用できる主な方法を紹介します。
標準機能を使う(近距離の場合)
近くにいる相手に動画を送る場合、スマホの標準機能が便利です。
- iPhoneの場合:AirDrop
iPhone、iPad、Macユーザー同士であれば、AirDropを使ってWi-FiやBluetooth経由で高速かつ簡単に動画ファイルを送受信できます。画質の劣化もなく、ファイルサイズの制限も実質的にありません。コントロールセンターからAirDropを有効にし、共有メニューから相手を選択するだけで送信できます。動画を送る方法 iphoneとしては最も手軽な選択肢の一つです。 - Androidの場合:Nearby Share (ニアバイシェア)
Android 6.0以上のデバイス同士で利用できる機能です。AirDropと同様に、Wi-FiやBluetoothを使って近くのデバイスとファイルを共有できます。設定アプリやクイック設定パネルからNearby Shareを有効にし、共有したい動画を選んで相手のデバイスを選択します。動画を送る方法 androidで、近距離なら非常に便利です。
クラウドストレージを活用する
遠くにいる相手や、複数の相手に動画を送りたい場合、クラウドストレージサービスが有効です。ファイルをオンライン上にアップロードし、生成された共有リンクを相手に伝えることで、相手は好きなタイミングでダウンロードできます。
- Google ドライブ (Android/iPhone対応)
Googleアカウントがあれば無料で15GBまで利用できます。Googleフォトと連携している場合、スマホで撮影した動画が自動でバックアップされていることもあります。Googleドライブアプリから動画をアップロードし、共有設定(閲覧者、編集者など)を行ってリンクを生成・送信します。 - iCloud Drive (iPhone向け)
Appleユーザー向けのクラウドストレージです。無料で5GBまで利用可能。iPhoneの「ファイル」アプリからiCloud Driveに動画をアップロードし、共有オプションを使ってリンクを生成します。 - Dropbox (Android/iPhone対応)
無料で2GBから利用できる老舗のクラウドストレージサービス。専用アプリで簡単にファイルをアップロードし、共有リンクを作成できます。ビジネスシーンでの利用も多いです。
クラウドストレージは、長い動画を送る方法としても有効ですが、無料プランの容量制限には注意が必要です。
ファイル転送サービスを利用する
会員登録不要で、大容量ファイルを送れるサービスも人気です。特にギガファイル便は有名で、無料で最大300GBまでのファイルを送受信できます。
- ギガファイル便 (Webブラウザ経由)
スマホのWebブラウザからギガファイル便のサイトにアクセスし、送りたい動画ファイルを選択してアップロードします。アップロード完了後に生成されるダウンロードURLを相手に伝えるだけです。パスワード設定やダウンロード通知機能もあり、セキュリティ面でも配慮されています。長い動画を送る方法 androidやiPhoneの両方で手軽に利用できます。 - その他のサービス
Send AnywhereやWeTransferなども、スマホアプリやWebブラウザから利用できるファイル転送サービスです。
ファイル転送サービスは、容量大きい動画 送る方法として非常に強力な選択肢です。
メッセージングアプリのファイル送信機能 (容量注意)
LINEやWhatsAppなどのメッセージングアプリにもファイル送信機能がありますが、多くの場合、送信できる動画の長さやファイルサイズに制限があります。短いクリップ程度の動画であれば手軽ですが、長尺の動画や高画質の動画を送るのには不向きなことが多いです。また、前述の通り、自動圧縮による画質劣化の可能性もあります。
パソコンで動画を送る方法
パソコンに保存されている動画ファイルや、編集した動画を送る場合の方法を見ていきましょう。スマホと同様の方法も多いですが、パソコンならではの選択肢もあります。
メール添付の限界と代替策
前述の通り、メール添付はファイルサイズの制限が厳しく、動画の送信にはほとんどの場合適していません。もし「長い動画を送る方法 メール」と考えているなら、他の方法を検討するのが賢明です。メールで送りたい場合は、これから紹介するクラウドストレージやファイル転送サービスの共有リンクをメール本文に記載するのが一般的な代替策となります。
クラウドストレージの活用
パソコンからの動画送信においても、クラウドストレージは非常に有効です。
- Google ドライブ
Webブラウザからアクセスするか、デスクトップアプリをインストールして利用します。フォルダごと同期することも可能で、大容量ファイルの管理・共有に適しています。 - OneDrive (Windows標準搭載)
Windowsユーザーにはお馴染みのサービス。無料で5GB利用可能で、Microsoft 365ユーザーは1TBまで利用できます。エクスプローラーとの連携もスムーズです。 - Dropbox
専用のデスクトップアプリを使えば、指定したフォルダ内のファイルが自動で同期され、共有も簡単に行えます。
これらのサービスは、ファイルをアップロードし、生成された共有リンクを相手に伝えるだけで、簡単に動画を送る方法 パソコンとして機能します。
ファイル転送サービス
パソコンからも、ギガファイル便などのファイル転送サービスは手軽で強力な選択肢です。
- ギガファイル便
Webブラウザを開き、サイトにアクセスしてファイルをドラッグ&ドロップするだけでアップロードできます。特別なソフトウェアのインストールは不要です。ギガファイル便は、その手軽さと大容量対応から、多くのユーザーに支持されています。 - WeTransfer
シンプルなインターフェースが特徴のファイル転送サービス。無料プランでは最大2GBまでのファイルを送信できます。
これらのサービスは、一時的に大容量ファイルを送りたい場合に特に便利です。
圧縮ソフトの利用
動画ファイルのサイズを少しでも小さくしたい場合、ファイル圧縮ソフト(例: Lhaplus, 7-Zipなど)を使ってZIP形式などに圧縮する方法があります。ただし、動画ファイルは元々圧縮効率があまり高くないため、劇的にサイズが小さくなることは期待できません。あくまで補助的な手段と考え、圧縮してもメール添付の上限を超える場合は、他の方法を選びましょう。動画自体のファイルサイズを小さくしたい場合は、動画編集ソフトで解像度やビットレートを調整して書き出す必要があります。関連情報として、「無料で使える動画編集ソフト・アプリ完全ガイド2025【PC/スマホ対応】」も参考にしてみてください。
長い動画・容量が大きい動画を送るための特選テクニック
数GBを超えるような長い動画や容量が大きい動画を送るには、どの方法が最適なのでしょうか?ここでは、特に大容量ファイルの扱いに焦点を当てて解説します。
最適な方法は?クラウド vs ファイル転送サービス
大容量動画を送る際の主な選択肢は、クラウドストレージとファイル転送サービスです。
- クラウドストレージのメリット・デメリット
メリットは、ファイルを長期間保存しておけること、複数人との共有や共同編集がしやすいことです。デメリットは、無料プランでは容量制限があること、アップロード・ダウンロード速度がサービスや環境に依存することです。継続的にファイルを管理・共有したい場合に適しています。 - ファイル転送サービスのメリット・デメリット
メリットは、会員登録不要で手軽に利用できるサービスが多いこと、一時的なファイル共有に特化しているため操作がシンプルなことです。特にギガファイル便のように無料で大容量に対応しているサービスは魅力的です。デメリットは、ファイルの保存期間に制限があること(通常数日~数週間)、サービスによっては広告表示が多い場合があることです。一度きりのファイル送付や、急いでいる場合に適しています。
どちらが良いかは状況によりますが、「とにかく今すぐ、この大容量動画を送りたい」という場合はファイル転送サービスが、「今後もアクセスする可能性があり、整理して保管したい」場合はクラウドストレージが向いていると言えるでしょう。
ギガファイル便の使い方とメリット・デメリット
ギガファイル便は、日本国内で非常に人気のある無料ファイル転送サービスです。具体的な使い方と特徴を見てみましょう。
- アクセス: Webブラウザで「ギガファイル便」と検索し、公式サイトにアクセスします。
- ファイル選択: 送りたい動画ファイルをドラッグ&ドロップするか、「ファイルを選択」ボタンから選びます。(複数ファイルもまとめて選択可能)
- 設定(任意): ファイルの保持期間(最大100日間)、ダウンロードパスワード、ダウンロード通知などを設定できます。セキュリティを高めたい場合はパスワード設定がおすすめです。
- アップロード: ファイルが自動的にアップロードされます。
- URL共有: アップロード完了後、ダウンロードURLが表示されるので、そのURLをコピーしてメールやチャットなどで相手に伝えます。
メリットは、無料で最大300GBという大容量に対応している点、会員登録が不要な点、操作が簡単な点です。デメリットとしては、無料サービスのためサイト上に広告が多い点、ファイルの保持期間に制限がある点が挙げられます。しかし、容量大きい動画 送る方法としては非常に有力な選択肢です。
動画を圧縮してサイズを小さくする方法
送信前に動画ファイルのサイズ自体を小さくすることも有効な手段です。ただし、これは画質の低下を伴う場合があります。
- 動画編集ソフト/アプリを使う: パソコンの動画編集ソフト(例: iMovie, CapCut PC版)やスマホアプリ(例: CapCut)には、動画を書き出す(エクスポートする)際に、解像度(1080p, 720pなど)やフレームレート、ビットレートを調整する機能があります。これらの値を下げることで、ファイルサイズを小さくできます。どの程度画質を維持したいかに応じて調整しましょう。初心者向けのアプリ情報は「【2025年最新】無料動画編集アプリおすすめランキング!」で確認できます。
- オンラインの動画圧縮サービス: Web上で動画ファイルをアップロードし、圧縮してくれるサービスもあります。手軽ですが、セキュリティ面やアップロード/ダウンロードの手間を考慮する必要があります。
重要なのは、圧縮によって画質がどの程度影響を受けるかを確認することです。オリジナルの品質が求められる場合は、圧縮せずに大容量対応の転送方法を選びましょう。
動画を送る際の注意点とマナー
動画をスムーズかつ安全に送るためには、いくつか注意しておきたい点があります。
送信相手の環境を確認する
大容量の動画を送る場合、相手がそれを受け取れる環境にあるか(十分なストレージ容量があるか、高速なインターネット回線があるかなど)を事前に確認しておくと親切です。特にファイル転送サービスを使う場合は、ダウンロード方法や有効期限について一言添えると、相手も安心して受け取れます。
セキュリティ設定を確認する
個人的な動画や仕事関連の動画など、内容によってはセキュリティへの配慮が必要です。クラウドストレージの共有設定を「リンクを知っている全員」ではなく特定の相手だけに限定したり、ファイル転送サービスでパスワードを設定したりするなどの対策を検討しましょう。安易に公開範囲を広げないことが重要です。
有効期限に注意する (ファイル転送サービス)
ギガファイル便などのファイル転送サービスでは、アップロードされたファイルに保存期間(有効期限)が設定されています。期限を過ぎるとファイルは自動的に削除され、ダウンロードできなくなります。相手にURLを伝える際には、ダウンロード期限も併せて伝えるようにしましょう。また、自分自身も、相手がダウンロードしたことを確認するか、期限前にリマインドするなどの配慮があると良いでしょう。
まとめ:状況に合わせた最適な動画送信方法を選ぼう
今回は、iPhone、Android、パソコンといったデバイス別に、動画を送る方法を解説しました。短い動画であればメッセージングアプリやSNSも手軽ですが、長い動画や容量が大きい動画を送る場合は、以下の方法が主流となります。
- 近距離の場合: AirDrop (iPhone) や Nearby Share (Android)
- 遠距離や複数人、継続的な共有の場合: Google ドライブ、iCloud Drive、Dropboxなどのクラウドストレージ
- 一時的な大容量ファイルの送信の場合: ギガファイル便などのファイル転送サービス
それぞれの方法にメリット・デメリットがあるため、送る動画のサイズ、相手の環境、セキュリティ要件などを考慮して、最適な方法を選ぶことが重要です。メール添付の容量制限に悩んでいた方も、この記事で紹介した方法を活用すれば、スムーズに動画を共有できるはずです。ぜひ、状況に合わせて使い分けてみてください。
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