AIMOV(エアモブ)編集部です。オンライン会議の記録や、ゲーム実況の配信、ソフトウェアの操作説明など、パソコンやスマートフォンの画面を録画したい場面は増えています。しかし、「どのツールを使えばいいの?」「無料で使える方法はある?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、Windows PCやiPhoneで使える画面録画の基本的な方法から、おすすめの無料動画録画アプリ、高画質・高音質で録画するコツ、そして注意点まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたに合った最適な画面録画方法が見つかるはずです。パソコン画面録画方法を探している方はぜひ参考にしてください。
この記事のサマリー
- Windows PCとiPhoneそれぞれでの標準機能を使った画面録画方法を解説します。
- 無料で利用できるおすすめの動画キャプチャーソフトとアプリを紹介します。
- 高画質・高音質で録画するための設定のコツや注意点を説明します。
なぜ画面録画が必要?様々なシーンで活躍する動画キャプチャ
近年、様々な目的でパソコンやスマートフォンの画面を録画する「動画キャプチャ」の需要が高まっています。単に画面を記録するだけでなく、情報共有やコンテンツ作成において非常に便利な機能です。具体的にどのようなシーンで画面録画が活用されているのかを見ていきましょう。
オンライン会議やウェビナーの記録
テレワークの普及に伴い、オンライン会議やウェビナーが日常的に行われるようになりました。重要な会議の内容を後から確認したり、参加できなかったメンバーに共有したりするために、画面録画は非常に役立ちます。議事録作成の補助としても活用でき、発言内容や共有された資料を正確に記録に残せます。ただし、録画する際は参加者全員の許可を得るのがマナーです。
ゲーム実況やプレイ動画の作成
YouTubeなどの動画プラットフォームで人気のゲーム実況動画。自身のプレイ画面を録画し、編集・公開することで、多くの視聴者と楽しさを共有できます。高画質な録画はもちろん、ゲーム音とマイク音声を同時に録音する機能も重要になります。PCゲームだけでなく、スマートフォンのゲームアプリのプレイ動画も手軽に録画・共有が可能です。
ソフトウェアの操作説明・チュートリアル作成
新しいソフトウェアの使い方や、複雑な操作手順を説明する際に、画面録画は非常に効果的です。言葉や静止画だけでは伝わりにくい細かなマウスの動きやクリック箇所なども、動画であれば一目瞭然。分かりやすいチュートリアル動画を作成することで、ユーザーの理解度を高めることができます。社内向けの研修資料や、顧客向けのサポートコンテンツとしても活用されています。
視聴期限のあるネット動画の保存(※著作権に注意)
オンラインセミナーや期間限定の配信など、後で見返したいけれど視聴期限が迫っている、といった場合に画面録画を利用したいと考える方もいるかもしれません。しかし、ネット動画録画には注意が必要です。多くの動画コンテンツは著作権で保護されており、無断での録画や再配布は法律で禁止されています。個人的な視聴目的であっても、サービスの利用規約で録画が禁止されている場合もありますので、必ず規約を確認し、著作権法を遵守するようにしましょう。
Windows PCでの画面録画方法【標準機能と無料ソフト】
Windowsパソコンで画面を録画する方法はいくつかあります。OSに標準搭載されている機能を使う方法と、別途ソフトウェアをインストールする方法です。ここでは、それぞれの代表的な方法と、動画キャプチャ windows10 フリーソフトについて解説します。
Windows 10/11標準搭載「Xbox Game Bar」の使い方
Windows 10およびWindows 11には、「Xbox Game Bar」という機能が標準で搭載されており、これを使って簡単に画面録画が可能です。もともとはゲームプレイの録画を想定した機能ですが、一般的なアプリケーションのウィンドウ録画にも利用できます。
使い方は簡単で、録画したいウィンドウをアクティブにした状態で `Windows` キー + `G` キーを同時に押すと、Game Barが表示されます。左上にある録画ボタン(●)をクリックすると録画が開始され、停止ボタン(■)で終了します。録画された動画は、デフォルトでは「ビデオ」フォルダ内の「キャプチャ」フォルダに保存されます。
windows 画面録画 音声も同時に記録したい場合は、Game Barの設定でマイク入力をオンにする必要があります。ただし、Xbox Game Barは基本的にアクティブなウィンドウのみを録画する仕様であり、windows 画面録画 デスクトップ全体やエクスプローラーの操作などは直接録画できない点に注意が必要です。
より詳しい使い方や設定については、Microsoftの公式サイトも参考にしてください。
おすすめ無料動画キャプチャーソフト
Xbox Game Barは手軽ですが、録画範囲の制限や機能面で物足りなさを感じる場合もあるでしょう。より高機能な録画を求めるなら、専用の動画キャプチャーソフト 無料版の利用がおすすめです。以下に代表的なソフトをいくつか紹介します。
- OBS Studio: 高機能かつ無料で利用できるオープンソースの配信・録画ソフト。デスクトップ全体、特定のウィンドウ、ゲーム画面など、録画範囲を柔軟に設定できます。音声ミキシング機能も豊富で、マイク音声とPC内部音声を別々に調整することも可能です。多機能な分、最初は設定に戸惑うかもしれませんが、カスタマイズ性の高さが魅力です。
- Bandicam (無料版): 高画質録画に定評のあるソフト。無料版では録画時間に制限(10分)があり、録画した動画にロゴが入りますが、基本的な録画機能は十分に利用できます。パソコン 画面録画 windows11にも対応しており、直感的なインターフェースで初心者でも比較的扱いやすいのが特徴です。
- ApowerREC (無料版): シンプルで使いやすい画面録画ソフト。録画範囲の指定や予約録画、簡単な編集機能も備えています。無料版では機能制限がありますが、基本的な画面録画には十分対応できます。
これらのソフトは、画面録画 windows10環境でも問題なく動作します。録画した動画をさらに編集したい場合は、「無料で使える動画編集ソフト・アプリ完全ガイド2025【PC/スマホ対応】」の記事も参考に、編集ソフトの導入を検討してみましょう。
ソフト選びのポイントと比較
無料の動画キャプチャーソフトを選ぶ際は、以下の点を比較検討すると良いでしょう。
- 録画機能: デスクトップ全体、ウィンドウ指定、領域指定など、必要な録画範囲に対応しているか。音声(PC内部音声、マイク音声)の同時録音が可能か。
- 操作性: インターフェースが直感的で分かりやすいか。設定項目は多すぎず、初心者でも扱えるか。
- 画質・音質: 録画できる最大解像度やフレームレートは十分か。音質の設定は可能か。
- 無料版の制限: 録画時間、ロゴ(ウォーターマーク)の有無、機能制限などを確認する。
- 対応OS: 自分のWindowsバージョン(Windows 10, Windows 11など)に対応しているか。
多機能性を求めるならOBS Studio、手軽さと高画質を両立したいならBandicam、シンプルさを重視するならApowerRECといった選択肢が考えられます。自分の目的やPCスキルに合わせて最適なソフトを選びましょう。
iPhoneでの画面録画方法【標準機能とおすすめアプリ】
iPhoneでも、特別なアプリをインストールすることなく、標準機能で簡単に画面録画が可能です。ここでは、iPhoneの標準機能を使った録画方法と、より多機能な録画アプリについて解説します。
iPhone標準の画面収録機能の使い方
iPhoneには「画面収録」という機能が標準で搭載されています。これを使えば、アプリの操作画面やゲームプレイなどを手軽に録画できます。
まず、画面収録機能を使うために、コントロールセンターにボタンを追加する必要があります。「設定」アプリを開き、「コントロールセンター」を選択。「画面収録」の左にある「+」ボタンをタップして追加します。
コントロールセンターにボタンが追加されたら、録画したい画面でコントロールセンターを開き(通常は画面右上隅から下にスワイプ、または下端から上にスワイプ)、円が二重になった「画面収録」ボタンをタップします。3秒のカウントダウン後に録画が開始されます。録画中は画面上部のステータスバー(時刻表示部分)が赤くなります。
録画を終了するには、赤いステータスバーをタップするか、再度コントロールセンターを開いて画面収録ボタンをタップします。録画された動画は「写真」アプリに自動的に保存されます。
動画キャプチャ iphoneでマイクの音声も同時に録音したい場合は、コントロールセンターの画面収録ボタンを長押しし、表示されるマイクのアイコンをタップして「マイク オン」の状態にしてから録画を開始します。
無料で使える動画録画アプリ紹介
iPhoneの標準機能は非常に手軽ですが、録画中の注釈追加や簡単な編集機能はありません。もし録画しながら何かを描き込んだり、録画後すぐに簡単なカット編集を行いたい場合は、専用の動画録画アプリ 無料版の利用を検討する価値があります。
ただし、App Storeには多種多様な画面録画アプリが存在しますが、中には動作が不安定だったり、広告が多かったりするものもあります。多くの場合、iPhoneの標準機能で十分なことが多いでしょう。もしアプリを探す場合は、レビューをよく確認し、信頼できる開発元のアプリを選ぶようにしてください。
録画した動画を編集したい場合は、「【2025年最新】無料動画編集アプリおすすめランキング!初心者向け選び方&iPhone/Android別紹介」の記事で紹介されているような動画編集アプリを使うのがおすすめです。
標準機能で十分?アプリのメリット・デメリット
iPhoneの画面録画において、標準機能と専用アプリのどちらを使うべきか迷うかもしれません。
標準機能のメリット: * 無料で追加インストール不要 * 操作が非常にシンプルで簡単 * OSとの連携がスムーズ
標準機能のデメリット: * 録画中の注釈機能がない * 録画後の編集機能がない
専用アプリのメリット (アプリによる): * 録画中にペンツールなどで注釈を書き込める場合がある * 簡単なカット編集やトリミング機能を持つ場合がある * 解像度やフレームレートを細かく設定できる場合がある
専用アプリのデメリット (アプリによる): * 広告が表示される場合がある * アプリによっては動作が不安定な場合がある * 有料機能が多い場合がある
結論として、基本的な画面録画であればiPhoneの標準機能で十分です。録画中にリアルタイムで何かを書き込みたい、あるいは録画後すぐに簡単な編集まで済ませたい、といった特定のニーズがある場合に限り、信頼できる専用アプリを探してみると良いでしょう。
高画質・高音質で録画するコツ
せっかく画面を録画するなら、できるだけ綺麗に残したいものです。ここでは、録画の品質を高めるための設定のコツや、PCのスペックとの関係について解説します。
録画設定の最適化 (解像度、フレームレート)
録画品質に大きく影響するのが「解像度」と「フレームレート」です。
- 解像度: 動画の精細さを表します。フルHD(1920×1080)が一般的ですが、PCのスペックや録画対象によっては、HD(1280×720)に設定することもあります。基本的には、モニターの解像度に合わせて設定するのが良いでしょう。
- フレームレート (fps): 1秒間に表示されるコマ数を表します。数値が高いほど滑らかな動画になります。一般的な動画は30fps、動きの激しいゲームなどは60fpsで録画されることが多いです。高フレームレートで録画するとファイルサイズが大きくなるため、用途に応じて適切な値を選びましょう。
多くの録画ソフトではこれらの設定を変更できます。PCのスペックに余裕があれば高画質設定に、スペックが低い場合やファイルサイズを抑えたい場合は設定を少し下げるといった調整が必要です。
マイク設定とノイズ対策 (Windows 画面録画 音声)
ナレーションや実況を入れる場合、クリアな音声は非常に重要です。windows 画面録画 音声を綺麗に録るためには、マイクの設定とノイズ対策が欠かせません。
- マイクの選択: PC内蔵マイクよりも、USB接続の外付けマイクやヘッドセットマイクを使用する方が、クリアな音声を録音しやすくなります。
- 入力レベル調整: Windowsのサウンド設定や録画ソフトの設定で、マイクの入力レベル(音量)を適切に調整します。音が小さすぎると聞き取りにくく、大きすぎると音割れの原因になります。
- ノイズ抑制: 録画ソフトによっては、ノイズサプレッション(背景ノイズ低減)機能が付いている場合があります。これを活用したり、マイクにポップガード(吹かれノイズ防止)を付けたりするのも効果的です。
- 録音環境: できるだけ静かな部屋で録音し、キーボードの打鍵音やマウスのクリック音がマイクに入らないように注意しましょう。
PCスペックと録画パフォーマンスの関係
画面録画は、PCに比較的負荷のかかる処理です。特に高画質・高フレームレートで録画する場合や、負荷の高いゲームをプレイしながら録画する場合は、PCのスペックが重要になります。
- CPU: 動画のエンコード(圧縮処理)を担当するため、コア数やクロック周波数が高いほど有利です。
- メモリ (RAM): 録画ソフトや他のアプリケーションを同時に動かすため、十分な容量が必要です。最低でも8GB、快適に行うなら16GB以上が推奨されます。
- ストレージ: 録画した動画ファイルを保存するため、十分な空き容量が必要です。読み書き速度の速いSSDを使用すると、録画処理中のカクつきを抑える効果も期待できます。
- グラフィックボード (GPU): ゲーム録画など、グラフィック処理と録画処理を同時に行う場合、高性能なGPUが役立ちます。一部の録画ソフトでは、GPUのエンコード機能を利用してCPU負荷を軽減することも可能です。
もし録画中に動作が重くなったり、カクついたりする場合は、録画設定(解像度、フレームレート)を下げる、不要なアプリケーションを終了する、PCのスペックアップを検討するなどの対策が必要です。録画したファイルの容量が気になる場合は、「動画の容量を小さくする方法完全ガイド!PC/スマホ/サイトで簡単圧縮【2025年最新】」を参考に圧縮することも検討しましょう。
画面録画時の注意点とマナー
手軽に利用できる画面録画ですが、使い方によってはトラブルの原因になることもあります。録画を行う際は、以下の点に注意し、マナーを守って利用しましょう。
著作権・プライバシーへの配慮 (ネット動画録画)
最も注意すべき点は、著作権とプライバシーです。ネット動画録画に関して前述した通り、映画、アニメ、音楽ライブ、有料配信サービスなどのコンテンツは著作権で保護されています。これらのコンテンツを権利者の許可なく録画、複製、配布することは法律で禁止されています。個人的な利用目的であっても、サービスの利用規約で禁止されている場合が多いので、安易な録画は避けましょう。
また、オンライン会議やビデオ通話などを録画する際は、必ず参加者全員の同意を得るようにしてください。無断で録画することはプライバシーの侵害にあたる可能性があります。録画の目的と用途を明確に伝え、許可を得てから実施しましょう。
保存容量の確認と管理
高画質で長時間録画すると、動画ファイルのサイズは非常に大きくなります。録画を開始する前に、PCやスマートフォンのストレージに十分な空き容量があるかを確認しましょう。容量不足になると、録画が途中で停止してしまう可能性があります。
また、録画したファイルは定期的に整理し、不要になったものは削除するか、外部ストレージやクラウドサービスに移動するなどして、ストレージ容量を適切に管理することが大切です。
録画禁止コンテンツについて
一部の動画配信サービスやアプリケーションでは、DRM(デジタル著作権管理)技術によって保護されており、画面録画自体ができないように制限されています。これらのコンテンツを録画しようとしても、画面が真っ暗になったり、エラーが表示されたりします。
また、金融機関のアプリや個人情報を扱う画面など、セキュリティ上の理由から録画が制限されている場合もあります。システム的に録画がブロックされているものを無理に録画しようとする行為は避けるべきです。
画面録画は非常に便利な機能ですが、その利用にあたっては、常に法律や規約、そして他者の権利を尊重する意識を持つことが重要です。ルールとマナーを守って、正しく活用しましょう。録画した素材を使ってYouTube動画を作成する場合は、「YouTube動画編集ソフト選びガイド:初心者からプロまで使える無料・有料ツール比較」や「【2025年最新】YouTubeショート動画の作り方を徹底解説!PC/スマホアプリ・サイズ・コツまで網羅」の記事も参考になるでしょう。
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