動画から写真を高画質で切り出す方法【iPhone/Android/PC完全ガイド】

動画作成・編集・素材

AIMOV(エアモブ)編集部です。スマートフォンのカメラ性能向上や動画コンテンツの普及により、日常的に動画を撮影する機会が増えました。動画の中には、写真としても残しておきたい決定的瞬間や美しいシーンがたくさんありますよね。「この一瞬を静止画で保存したい!」と思ったことはありませんか?この記事では、お使いのiPhoneAndroidスマートフォン、そしてパソコンWindows/Mac)を使って、動画から写真(静止画)を簡単に、そして高画質切り出す方法を徹底解説します。標準機能を使った手軽な方法から、専用アプリフリーソフトを活用したテクニック、さらにはスクショ以外の方法まで、あなたのニーズに合った最適なやり方がきっと見つかります。

この記事のサマリー

  • iPhone/Android/PC(Windows/Mac)別に、動画から写真を切り出す標準機能やアプリを使った手順を詳しく解説します。
  • スクリーンショットよりも高画質で動画から静止画を切り出すためのおすすめアプリやフリーソフトを紹介します。
  • 動画から写真を切り出す際の注意点や、より高画質で保存するためのコツ、ファイル形式の選び方などを網羅しています。

なぜ動画から写真を切り出すの?メリットと活用シーン

動画から写真を切り出すメリット

動画撮影が手軽になった今、なぜわざわざ動画から写真を切り出すのでしょうか?そのメリットと、具体的な活用シーンを見ていきましょう。

決定的瞬間を逃さずに捉える

子供の笑顔、スポーツのダイナミックな動き、ペットの愛らしい仕草など、最高の瞬間は一瞬で過ぎ去ります。写真でその瞬間を狙うのは難しい場合でも、動画で撮影しておけば、後からベストショットを選んで切り出すことができます。これにより、シャッターチャンスを逃す心配が減ります。

写真素材としての活用

切り出した写真は、SNS投稿用の画像、ブログ記事のアイキャッチ、プレゼンテーション資料の挿入画像など、様々な用途に活用できます。動画の一場面を切り取ることで、動きのあるコンテンツから静止画ならではの魅力を引き出すことができます。特に、高画質で切り出せれば、印刷物にも耐えうるクオリティの素材として利用可能です。

撮影の手間を省く

イベントや旅行先などで、写真と動画の両方を撮影するのは意外と手間がかかります。最初から動画で撮影しておき、後で必要な部分を写真として切り出せば、撮影時の負担を軽減できます。動画モードで撮影に集中し、後からじっくりとベストショットを選ぶという効率的な使い方が可能です。

【デバイス別】動画から写真を切り出す基本操作

デバイス別 動画 写真 切り出し方法

お使いのデバイスによって、動画から写真を切り出す方法は異なります。ここでは、iPhone、Android、パソコン(Windows/Mac)それぞれの基本的な操作方法を解説します。

iPhoneで動画から写真を切り出す方法

iPhoneでは、特別なアプリを使わなくても、標準の「写真」アプリで簡単に動画から写真を切り出せます。スクショ以外の方法で、比較的高画質な画像を保存できます。

  1. 「写真」アプリを開き、対象の動画を選択します。
  2. 動画を再生し、写真として切り出したいフレームで一時停止します。
  3. 再生コントロールバー(シークバー)を左右にドラッグして、コマ単位で微調整します。
  4. ベストな瞬間を見つけたら、画面右下などにある共有(エクスポート)ボタンをタップします。(機種やiOSバージョンにより操作が若干異なる場合があります)
  5. 共有メニューの中から「画像を保存」や、フレームをコピーするオプションなどを探します。(直接的な「写真として保存」機能がない場合、スクリーンショットが最も手軽ですが、画質は元の動画解像度に依存します。)
  6. より高画質を求める場合は、後述する専用アプリの利用がおすすめです。また、Live Photos機能で撮影された短い動画の場合は、キー写真を選択して保存することも可能です。

基本的な操作については、iMovie完全ガイド:使い方から文字入れ、音楽挿入、保存まで徹底解説【2025年最新版】の記事も参考になるかもしれません。

Androidで動画から写真を切り出す方法

Androidスマートフォンでも、機種やメーカーによって標準搭載されているギャラリーアプリやフォトアプリで、動画から静止画を切り出す機能が提供されている場合があります。

  1. ギャラリーアプリ(Googleフォトなど)を開き、対象の動画を選択します。
  2. 動画を再生し、切り出したいフレームで一時停止します。
  3. 画面上に表示されるメニュー(「︙」アイコンなど)をタップし、「フレームをエクスポート」「静止画として保存」といった項目を探します。(アプリによって名称は異なります)
  4. もし標準機能で見当たらない場合は、スクリーンショットを撮るか、後述する専用アプリを利用します。Android向けには多くの動画 写真 切り出し アプリが存在します。

無料アプリについては、【2025年最新】無料動画編集アプリおすすめランキング!初心者向け選び方&iPhone/Android別紹介で詳しく解説しています。

パソコン(Windows/Mac)で動画から写真を切り出す方法

パソコンを使えば、より高画質で、かつ精密なフレーム選択が可能です。WindowsMacそれぞれで利用できる標準機能やソフトウェアがあります。

Windowsの場合

Windows標準の「フォト」アプリや、古くからある「Windows Media Player」でも、動画のフレームをキャプチャ(保存)する機能があります。より高画質な切り出しや、多くのファイル形式に対応したい場合は、後述する動画から静止画 フリーソフトの利用がおすすめです。例えば、「VLC media player」は無料で高機能なため人気があります。

  1. 「フォト」アプリで動画を開きます。
  2. 右下の「編集と作成」から「フレームの保存」を選択します。(バージョンにより異なります)
  3. または、VLC media playerで動画を開き、[ビデオ]メニュー > [スナップショットを撮る] を選択します。

Macの場合

Macユーザーであれば、標準搭載の「QuickTime Player」が便利です。また、高機能な動画編集ソフト「iMovie」や「Final Cut Pro」を使えば、より高度な切り出し作業が可能です。

  1. 「QuickTime Player」で動画を開きます。
  2. 切り出したいフレームで一時停止します。
  3. [編集]メニュー > [コピー] を選択します。(これでフレームがクリップボードにコピーされます)
  4. 「プレビュー」アプリを開き、[ファイル]メニュー > [クリップボードから新規作成] を選択すると、コピーしたフレームが画像として表示され、保存できます。

Macでの動画編集については、Final Cut Pro完全ガイド:価格、購入方法、使い方、推奨スペックまで徹底解説【2025年最新】も参考になるでしょう。

高画質で切り出す!おすすめアプリ&ソフト【無料・有料】

高画質 動画 写真 切り出し アプリ ソフト

標準機能でも手軽に切り出せますが、より高画質を追求したい、あるいは特定の機能を使いたい場合は、専用のアプリやソフトウェアの利用がおすすめです。ここでは、無料で使えるものから高機能な有料ソフトまで、いくつかピックアップしてご紹介します。

スマートフォン向けおすすめアプリ(iPhone/Android)

スマートフォンアプリは、手軽に操作できるのが魅力です。動画 写真 切り出し アプリとして、多くの選択肢があります。

  • Video to Photo Grabber (iPhone): シンプルな操作性が特徴。動画から任意のフレームを選び、高解像度で保存できます。連続したフレームの保存も可能です。
  • 静止画切り出し – 動画から写真を抽出 (Android): 使いやすいインターフェースで、動画を読み込んでスライダーでフレームを選択し、簡単に静止画として保存できます。Androidユーザーにおすすめのアプリの一つです。
  • CapCut (iPhone/Android): CapCutは人気の動画編集アプリですが、フレーム単位での静止画書き出し機能も備えています。編集中の動画から高画質な写真を切り出したい場合に便利です。無料で使える点も魅力です。

無料アプリの選び方については、無料で使える動画編集ソフト・アプリ完全ガイド2025【PC/スマホ対応】もご覧ください。

パソコン向けおすすめソフト(Windows/Mac)

パソコンソフトは、より詳細な設定や高画質な出力が可能です。動画から静止画 フリーソフトも多数存在します。

  • VLC media player (Windows/Mac/Linux): 多機能なメディアプレイヤーですが、動画再生中に簡単な操作でスナップショット(静止画)を保存できます。無料で高画質な切り出しが可能で、多くのフォーマットに対応しています。
  • Free Video to JPG Converter (Windows): 動画から指定した間隔で自動的に静止画を抽出・保存できるフリーソフトです。大量の静止画を一度に作成したい場合に便利です。
  • Adobe Premiere Pro (Windows/Mac): プロ向けの有料動画編集ソフトですが、動画 静止画 切り出し 高画質を求めるなら最適な選択肢の一つです。フレーム単位での正確な選択と、様々な画像形式での書き出しが可能です。Adobe Premiere Pro完全ガイドで詳細を確認できます。
  • Final Cut Pro (Mac): Macユーザー向けのプロフェッショナルな動画編集ソフト。こちらも高品質な静止画切り出しに対応しています。

スクリーンショット以外でiPhone動画から写真を切り出す方法

iPhone 動画から写真 スクショ以外

iPhoneで動画から写真を保存する際、最も手軽なのはスクリーンショットですが、画質が劣化したり、再生コントロールが表示されたりすることがあります。ここでは、スクショ以外で、より綺麗に動画から写真を切り出す方法をいくつか紹介します。

「写真」アプリの標準機能(限定的)

前述の通り、iOSのバージョンや機能によっては、「写真」アプリ内で直接フレームを画像として保存する機能が限定的です。Live Photosであればキー写真の選択・保存が可能です。通常の動画の場合は、一時停止して画面を最大限に活用し、不要なUI要素が少ない状態でスクリーンショットを撮るのが次善策となりますが、画質面ではアプリ利用に劣る可能性があります。

専用アプリを利用する

これが最も確実で高画質な方法です。「Video to Photo Grabber」や「CapCut」のような動画 写真 切り出し アプリを使えば、動画のオリジナル解像度に近い品質で、任意のフレームを簡単に静止画として保存できます。これらのアプリは、フレーム単位での正確な選択機能や、連続した画像の書き出し機能などを備えていることが多いです。

Mac連携:QuickTime Playerを利用する

もしMacをお持ちであれば、iPhoneで撮影した動画をMacに転送し、「QuickTime Player」を使って切り出す方法も有効です。前述の「パソコン(Mac)での方法」で解説した手順で、高画質な静止画をコピー&ペーストで作成できます。一手間かかりますが、画質を優先したい場合にはおすすめです。

動画から写真を切り出す際の注意点と高画質化のコツ

動画 写真 切り出し 注意点 高画質化

動画から写真を切り出す際には、いくつか注意すべき点と、より高画質な結果を得るためのコツがあります。

解像度の低下に注意する

動画の解像度が低い場合、切り出した写真の画質もそれに応じて低くなります。高画質な写真を切り出したいのであれば、元となる動画を高解像度(フルHDや4Kなど)で撮影しておくことが重要です。また、切り出しに使うアプリやソフトが、元の解像度を維持して書き出せるかどうかも確認しましょう。スクリーンショットは、ディスプレイの表示解像度に依存するため、元の動画解像度よりも低くなる可能性があります。

最適なフレームを選ぶ

動きの速い被写体の場合、フレームによってはブレが生じていることがあります。アプリやソフトのコマ送り機能を活用し、被写体が最もシャープに写っているフレームを選びましょう。一瞬の差で写真の印象は大きく変わります。

ファイル形式の選択

切り出した写真を保存する際、ファイル形式を選べる場合があります。一般的にはJPEGが広く使われていますが、画質を最優先するならPNGやTIFFといった非可逆圧縮または可逆圧縮の形式を選択できるソフトもあります。ただし、ファイルサイズは大きくなります。用途に応じて適切な形式を選びましょう。

著作権・肖像権に配慮する

他人が作成した動画や、許可なく人物が写っている動画から写真を切り出して公開・利用する場合は、著作権や肖像権に十分注意が必要です。私的利用の範囲を超えて使用する場合は、必ず権利者の許諾を得るようにしましょう。

AIによる高画質化も検討

切り出した写真の解像度が低い場合でも、最近ではAI技術を使って画像の解像度を向上させることが可能です。AIで動画を高画質化!無料ツール・サイト・アプリ徹底比較の記事で紹介されているようなツールを使えば、切り出した写真の画質をさらに改善できる可能性があります。

これらの点を踏まえ、お使いのiPhoneAndroidパソコンWindows/Mac)で、最適な方法を見つけて、動画の中の素晴らしい瞬間を高画質写真として残してみてください。アプリフリーソフトも活用しながら、ベストショットを切り出しましょう。

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